遺言法体系 T 補訂版    
     
                
   著 者:蕪山 嚴 吉井直昭 小川昭二郎 田中永司 横山 長
        
    ISBN978-4-903425-83-2 C3032
    定価[本体9,000円+税] A5判 上製カバー 666ページ

 表紙


著者紹介
蕪山 嚴(かぶやま げん)
1925年生れ。1950〜1987年裁判官。その間,裁判所書記官研修所教官,最高裁調査官,新潟家裁・同地裁・静岡地裁各所長,東京高裁(部総括)判事
など歴任。退官後,公証人を経て,現在,弁護士。


吉井直昭(よしい なおあき)
1928年生れ。1955〜1990年裁判官。その間,最高裁総務局付,最高裁上席調査官,宇都宮家裁・神戸家裁各所長,東京高裁(部総括)判事など歴任。
退官後,公証人,弁護士を勤めた。


小川昭二郎(おがわ しょうじろう)
1927年生れ。1957〜1988年裁判官。その間,札幌高裁事務局長,司法研修所教官,旭川地家裁・前橋地裁各所長など歴任。退官後,公証人,弁護士を勤めた。

田中永司(たなか えいし)
1926年生れ。1949〜1987年裁判官。その聞,最高裁調査官,甲府地家裁所長,東京高裁(部総括)判事など歴任。退官後,公証人,弁護士を勤めた。2007年,没。

横山 長(よこやま ひさし)
1927年生れ。1952〜1988年裁判官。その間,最高裁訟廷部付,最高裁調査官,札幌家裁・水戸地裁各所長,東京高裁(部総括)判事など歴任。退官後,公証人,弁護士を勤めた。



 「遺言法の全般にわたり判例理論の大
 要を示し、同時に相続法学の水準を簡
 潔に示す」ことを眼目とし1995年に刊
 行された初版を大幅に改訂・増補。
 多年、民事裁判官として紛争処理にあ
 たる経験をした後、公証人として公正
 証書作成に携わった著者たちによる研
 究成果をとりまとめたもの。
 公証役場・弁護士事務所・金融機関等
 の実務に必携。







 [主要目次]

 第1章 遺言の総則的問題
  第1節 遺言の成立 / 第2節 遺言の解釈 /
  第3節 遺言の効力の障害 / 第4節 遺言の効力の滅却 /
  第5節 遺言無効確認訴訟
 第2章 遺言事項
  第1節 総 説 / 第2節 法定遺言事項 / 第3節 その他の遺言
 第3章 遺言の方式
  第1節 総 説 / 第2節 普通方式の遺言 /
  第3節 特別方式による遺言 / 第4節 その他の遺言 /
  第5節 共同遺言
 第4章 遺  贈
  第1節 遺贈の意義 / 第2節 処分行為 / 第3節 受遺者 /
  第4節 遺贈義務者 / 第5節 遺贈の規定が準用される行為
 第5章 遺言の撤回
  第1節 遺言の撤回 /
  第2節 前の遺言に抵触する後の遺言又は生前処分による /
  第3節 遺言書又は遺贈目的物の破棄による撤回擬制 /
  第4節 撤回された遺言の復活 / 第5節 遺言の撤回権の放棄
 第6章 遺言の執行
  第1節 遺言書の検認・開封 / 第2節 遺言の執行と遺言執行者
  / 第3節 遺言執行者の地位の得喪と法的性格